今日、気象庁は沖縄の梅雨明けを発表しました。
72年前、沖縄は凄惨な戦場となって、罪のない普通の人達や子供たちが犠牲となりました。
祖国の将来を想い、大切な家族の幸せのために命を落とされた方や、残された人達の長い苦難の道のりがあって、私たちのいまがあると、明日の「慰霊の日」を前にして想いを馳せています。
この日が近づくと、沖縄戦で亡くなった祖父、南方戦線で未だに遺骨も見つからない軍医の叔父の話を思い出します。私が医学を志したのも、若くして亡くなった叔父の遺志を継ぎたいと考えたからです。
東京ではあまりニュースにはなりませんが、沖縄で二十万人もの尊い命が失われたことを、知っていただけたらと、一沖縄出身者として切に願います。
明日の正午、東京から青空の沖縄にむけて、静かに祈りを捧げたいと思います。